2020年07月04日

田んぼの中干しと大切な水管理 米屋ふくち店長の米づくり

田んぼの中干しと大切な水管理 米屋ふくち店長の米づくり

今日7月4日うちの田んぼです。
田んぼの中干しと大切な水管理 米屋ふくち店長の米づくり


雨は降ったり止んだりですが、強くはありません。

イネは株分かれが進んで、ひと株平均30本弱ぐらい。
理想的な姿になりました。
田んぼの中干しと大切な水管理 米屋ふくち店長の米づくり


今は田んぼの「中干し」をしています。
田んぼの水を落として、排水の悪い箇所には、このように溝を掘って排水しやすくしています。
田んぼの中干しと大切な水管理 米屋ふくち店長の米づくり


田んぼの土を少し硬く落ち着かせて、
稲刈りの時に、たんぼがぬからないようにすることが主な目的ですが、
6月29日に落水してから1日中晴れたのは昨日だけ、たった1日!face08

5月下旬から6月下旬までは極端に雨が少なくてicon01
田んぼの中干しと大切な水管理 米屋ふくち店長の米づくり
毎日のように田んぼに水を引いていましたが・・・
いざ中干しというときには雨続き!icon03
なかなかお天気は思うようにはいきません。


田んぼはなかなか乾きませんが、
こんなときは、秋に晴れることを期待して、中干しは早めに切り上げて再び水を入れます。


イネが特に寒さに弱い時期は2回あります。


・1回目は、茎の中に穂ができ始めの最初の最初(出穂の24日前ごろ)
 この時期に極端な低温に当たると、穂の先がなくなって短い穂になります。

・2回目は、茎の中で穂が「枝分かれ」し始める(出穂15日~11日前ごろ)
 穂が枝分かれしない、または枝分かれしてもその先に養分が行かないので、痩せた穂になります。


地域や品種、生育状況によって穂が出る時期は違いますが、
穂が出るのが8月1日ごろだとすると
・1回目は7月8日ごろ
・2回目は7月17日~~21日ごろになります。


特に、最高気温が17℃に届かないような低温が予想されるときは
7月7日までに水をたっぷり入れて、茎の根元を寒さから守ることが必要です。


「夏は連日猛暑で暑かったのに、なんでこんなに収量少ないの?」ということが、たまにありますが、
この2回の要注意日に、たったの数日、低温に当たっただけで収量が上がらないということになります。

あなたの地域、品種で、穂の出る時期から逆算してみて、
中干し終了の時期を決めることをおすすめします。face01


九州の大雨のニュースがひっきりなしに流れています。
岩手も今まで降らなかった分、
いつか要らないときにドッと降ることも想定しながら米作りしていきましょう。face01icon06



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米屋のとなりは肥料店です
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